季節のお便り 
                                                          27年のおたよりへ  


                 
                     自宅付近からの今年最後の夕陽に染まる南アルプス連峰(左から仙丈ヶ岳、北岳、間の岳)

            今日は大晦日、年を取る毎に1年経つのが早く感じます。今年を振り返ってみると一番の印象事は皆
           さんは何だったでしょうか?天皇陛下の生前退位問題、英国のEU離脱、小池百合子新東京都知事誕生、
           アメリカ次期大統領に決まったトランプ氏、韓国の朴大統領の辞任表明と、この辺りがどれか入っている
           かと思われます。私の一番の関心事は、小池百合子東京都知事がこれから築地市場移転問題、オリン
           ピック会場問題をどうさばいていくのかの動向が気になるところです。それにしても3年前の猪瀬都知事
           の時に2020年のオリンピックが東京に決まった時、招致関係者らが馬鹿騒ぎして喜んでいたのを思い
           出します。東日本大震災が起きてまだ2年半しか経っておらず、復旧工事が急務なのに東京オリンピック
           どころではないし、当時原発の放射能漏れもあった中でよくIOCは東京に決定したと驚いたものです。裏
           金が相当IOC委員に流れたのではと勘ぐられずにいられません。長野オリンピックの時も帳簿を処分され
           疑惑のまま終結してしまっております。
           今になっては東京オリンピックは東京都民にとってお荷物でしかないようです。近県の知事たちも協力しな
           いようだし、エンブレム問題、国立競技場の設計変更、聖火台問題等々、最初からケチの連続で、掛かる
           費用も当初の総額7,000億が2兆円と3倍にも膨れ上がり、都民も国民も望んでいる人は半数に達しない
           と思われます。ボート・カヌー競技場に800億ですよ。舟遊びとしか思えません。「おもてなし」でプレゼンテー
           ションした滝川クリステル、英語で東京をアピールしたフェンシングのチャンバラ剣士太田雄貴らは今頃ど
           う感じているのでしょうか?景気回復とかで招致を考えた森喜朗元総理、石原元東京都知事らは利権がら
           みで招致をしたことは火を見るより明らかで、森元総理(オリンピック競技大会組織委員会長)が出てくると
           過去の例からみても、ろくな事がないと思うのは私だけではないと思いますが、どうでしょうか?
            それではみなさん、新しい年が希望に満ちた良い年でありますように。


                  
                      白馬五竜スキー場アルプス平                 白馬47スキー場

            この週末はクリスマス3連休となった人も多いようです。スキー場もこの連休にオープンして稼ぎ時と
           期待していたようですが、23日の雨で雪が解けてしまい、オープンを諦めたスキー場だらけです。年末
           に降ってくれないと正月連休のスキー客が減り、昨年に次ぐ雪不足不況となり死活問題です。来週も週
           半ばに雨が降りそうで、正月も期待薄です。
            先週のおんたけ2240に続き、今週は白馬五竜と上部でつながる白馬47に行って来ました。五竜は下
           のゲレンデは人口雪で半分滑走可能ですが、上部は新雪でいい雪質でした。ただ、途中が雪不足のた
           め、先週のおんたけ2240と同じように、下りはゴンドラ使用です。一方、白馬47は上部はいい状態です
           が、下部は人口雪が凍り、北向きのためスケート場のような斜面でエッジが効かない状態でした。

            自宅から比較的近場の木曽福島、やぶはら、ブランシュたかやま等が年末までにオープンして欲しい
           と願っているのですが、初雪が早かった割には降雪が無く、今シーズンも昨年と同じような雪不足になる
           のではないかと、業界では早くも不安の声が上がっているようです。         2016.12.25


                   
                        おんたけ2240 最上部より               田の原にて  バックは御岳
            
            私にとって待ちに待ったシーズンがやって来ました。先週末当たりから各地のスキー場がオープンし
           たため、スキー仲間のS氏と足慣しということで近場の「おんたけ2240」に行って来ました。8月21日
           のサマーゲレンデ以来4ヶ月ぶりのスキーです。まだ全面オープンとはいきませんが、好天に恵まれて
           いいスタートになりました。今日はボーダーよりもスキーヤーの方が多かったような気がしました。スキ
           ーヤーの方が気が早いのかもしれませんね。                         2016.12.18


                   
                      ダッチオーブンで作った焼芋                         焼リンゴと焼渋柿

            24日の雪は南信の飯田地方では、11月としては観測史上最多の雪となりました。果樹農家では慌て
           て収穫に追われております。実家の果樹園もリンゴ狩りの分を残して昨日で収穫が終わりました。
            小雨の寒い日曜日となったため、豆炭を熾して七輪とダッチオーブンで焼芋を作り、残った熾き(オキ)
           で下枝の青いリンゴと、取り残された小さな渋柿を焼いてみました。柿は皮が厚いため果実の中の水分
           が気化できず破裂して写真のような有様です。味は甘みが強く旨いと思った途端、やはり渋みが残りま
           す。人様々に感じられることでしょう。焼リンゴはシナモンパウダーをふって完成です。甘い!本当旨い!
                                                               2016.11.27


                            
                                    小渋ダム湖     2016.11.13

             晩秋を迎えております。実家の柿取りが終わり、リンゴ(フジ)の収穫が来週からということで、山に
           行くなら今日しかないと思い、大鹿村の黒川牧場から二児山(ふたごやま)へ行こうと出掛けたのです
           が、牧場入口で工事中のため「天空の池」までは行けず、登山を諦め鳥倉林道の紅葉を見て帰って
           来ました。天気もよく中央アルプス、南アルプスも白くなっていて県外客らは歓声をあげていました。
           写真は霧が晴れていく小渋ダムの様子です。バックは雪が来た中央アルプス南駒ケ岳と空木岳にな
           ります。
                                               2016.11.13


                             
                                セイタカアワダチソウ 座光寺フルーツライン 2016.10.30         

             秋も深まり里山に紅葉が下りて来ましたが、今年の紅葉は赤色が冴えず、これも温暖化の影響
            かと思います。暑さの影響で紅葉せずに枯れていく広葉樹とは裏腹に、「セイタカアワダチソウ」が
            猛威を振るっていてあちこちで見かけます。元々は明治時代の末期に観賞用として日本に入って
            来た北米原産の帰化植物です。この時期に黄色の花を大量に咲かせるため、花粉症やアレルギー
            の原因だと思っている人が多いようですが、花粉は虫によって運ばれる虫媒花であり、風によって
            飛散することは無く、むしろ逆に薬効成分があり、ハーブとして活用出来る植物であります。アメリカ
            ではゴールデンロッド(金の鞭)、花の蜜はゴールデンロッドハニーと呼ばれ人気が高いようですが、
            蜜が臭いそうで日本では人気がないそうです。

             先月(9月)の28日からモンゴルに釣りに行っていた小中高時代の後輩の米さんが、やっと帰国
            したというので貸してあげたテントをもらいながら土産話を聞きに行って来ました。メートル級のイト
            ウやタイメンはもう寒くて深みに入ってしまっていて釣れなかったようですが、40~50cm級のマス
            やレノック、グレイリングスが全部で200匹程釣れ、現地ガイドと現地の友人が食料として持って行
            たようです。写真を見せてもらいましたが、釣り上げた魚の山には度肝を抜かされました。緯度が高
            いため、季節は冬で一晩の内に30cmの積雪があったようで、奥地から戻れないかと非常に心配
            したようです。食料は羊の丸一頭を仕入れ食べていたということです。老後はモンゴルで釣りガイド
            をしながら雄大な自然の中で、のんびりと暮らしたいと言っております。私もあやかりたい。
            米さんモンゴル釣行 ← 以前のモンゴルでの釣紀行です。


                            
                            山頂でのジンギス最高! 八ヶ岳連峰硫黄岳山頂(2,760m) 2016.10.15

            
サマースキーに一緒に行ったS氏と八ヶ岳連峰の硫黄岳(2,760m)に行って来ました。久しぶり
           に週末が好天に恵まれたため、山は大賑わいでした。山頂では用意して行った600gのジンギス
           カンを二人で平らげ、焼肉臭を周囲の大勢の登山者たちにも振舞ってあげました。

            帰りに唐澤鉱泉に浸かって汗を流し、諏訪のハ○ピンラーメンで夕食とし、食と体力作りで充実
           した1日となりました。
            山登りは中学校の集団登山以来というS氏は、硫黄岳からの眺望に感激されたようで、山に目
           覚めたようです。ここ数年前から若い人たちと山で出会うようになりましたが、相変わらず70歳代
           のオバチャン、オッチャンたちが元気ですね。
           野塾写真館 に写真を載せましたのでご覧下さい。
                 2016.10.16


             市民運動会を考える時代
            今年もまた地区の運動会の時期が来て、プログラムや選手名簿が組合回覧で回って来ました。
           私の住む飯田市座光寺は今年の4月時点で1,591世帯、人口4,472人の地区です。この中に昔で
           言う部落(=集落)が19あり、16チームで対抗します。運動会の開催日は20年くらい前から文化
           の日から10月の体育の日の3連休中日に変更となり、誰も不平を唱えないのか変わらず行なって
           おります。私の地区は農業振興地区のため、住宅が増えることはなく、41軒と16チームの中では
           2番目の少なさです。41軒の中には80歳以上の家庭2軒、60歳以上の独り暮らしの世帯が2軒とい
           う状態で、この中から80人余の選手を選考しなくてはなりません。昨年、私は地区長であったため
           地区長会の機会があるごとに下記の理由から見直しの検討と住民の意見を聞くためのアンケート
           を提言して来ましたが、公民館委員に聞き入れてもらえませんでした。毎回「検討します」で終わり
           です。他の地区長も腹の中では思っていても、意見を言えない腰抜けばかりでした。
            運動会の見直し理由 
             ①せっかくの3連休の中日にやられたのでは有効に休みが使えないこと。
             ②参加しても自分の出番は正味数分で、それだけのために1日を犠牲にしなければならない。
             ③自分の出番だけ出て、終われば帰って行く人が殆んどであること。
             ④地区の交流なら他の行事(我が地区はペタンク大会)で十分行なえること。
             ⑤存分運動したければやりたい人たちだけで、中身の濃い種目を行なえばよいこと。
             ⑥高齢化が進み、地区対抗に限界が来ている。他の地区と合同編成までして行なう必要もない
               こと。

           運動会という名称で実態は数分で終わってしまうゲームをしただけなのに、慰労会の方が俄然元気
           で喜んでいる人たちを大勢見てきました。「価値観の相違」という言葉で片付ければそれまでですが、
           そんな人を見ると、趣味道楽も無く、感動を体験した事が無い人たちなのかなあと思ってしまいます。

                                                           2016.9.22


                 
               グレートトラバース(日本百名山ひと筆書き)の田中陽希氏と私       ヘブンスそのはらナイトツアーの盛況振り

            阿智村観光局主催による「日本一の星空ナイトトレッキング」に出掛けて来ました。阿智村は4年程前
           からヘブンスそのはらスキー場のゴンドラで標高1,400mまで上がって環境省から認定された「日本一の
           星空」を見る星空ツアーを始め、全国放送の番組でも紹介され予想以上の賑わい振りです。
            今回のナイトトレッキングはスキー場の最上部まで真暗な林道をヘッドランプを頼りに1時間程歩くとい
           う初めての企画だそうで、県内外から30名程が参加しました。半月の月明りで南西側に現れる天の川が
           霞んでしまいましたが、天頂の夏の大三角形や北のカシオペアが綺麗に見え、星ガイドのレーザーポイ
           ンターを使った星の説明も分かり易く見事でした。参加された皆さんも田中陽希さんと一緒に歩けた事も
           あって十分満足されたようでした。それにしても田中氏の脹脛(ふくらはぎ)の筋肉は凄いですね!私も
           他人に負けない脹脛ですが、彼には負けますね。
                      2016.9.9


           東北地方に大きな爪跡を残した台風10号ですが、政府の復興視察団が現地を訪れた映像を見て怒り
          がこみ上げてきたので掲載します。クリックしてみて下さい。おんぶされる復興政務官動画、 務台俊介
           務台俊介復興政務官がスニーカーを履いていたために水溜りを渡れず、おんぶしてもらっている映像
          ですよ!みっともない!日本の恥!こいつが東大法学部出身でしかも長野県2区から出ているとわかり
          同じ長野県人として恥ずかしい。被災地を訪問するのにゴム長靴の用意も出来なかったのか?TVでは
          にやけた表情で「この場面を撮すな」と言って、緊張感や被災地への労いの感がまるでないのだ。こんな
          奴に国を任せられない。東京オリンピックも当初計画の予算がどんどん膨れ上がっている。バックには組
          織委員会会長でサメの脳みそ、仕事<ゴルフと言われた森喜朗元首相がいて利権が取り沙汰されており、
          マスコミはサッカーやテニスの結果よりも、もっとこういった事を国民に大きく報道してもらいたいものだ!
                                                             2016.9.3


        
             岐阜県 郡上市白鳥スノーパーク スキーのアルペンも協賛か?                       滑る私

          地元の南信州新聞に新潟県の越後湯沢のサマーゲレンデで、真夏にスキーを楽しんでいる様子が載っ
         ていたため、その気になったのですが遠いこと。東京からの倍の時間です。他にないか調べたところ、岐
         阜県の白鳥に全長1,000m幅30mのサマーゲレンデとしては世界一という場所が見つかり、スキー仲間の
         S氏にダメもとでメールしたところ「行ってみまいかな」という願ってもない返信。それじゃあ21日の日曜日
         ということで決行しました。前日、前々日と立山・剣岳へと登って来ておいて続けてのスキーでかみさんは
         呆れ、山に一緒に行ったT氏も明日はスキーだと話すと信じられないと驚いておりました。
          中央道から土岐JT、中部縦貫道で、途中で朝飯を食べて行っても3時間圏内で、白馬や志賀高原と時
         間では大差ありません。
          プラスチックのマットが前面に張られ、滑りをよくするため散水され、カッパを着て滑らないとびしょ濡れ
         になります。ケガ防止のため、手袋、長袖、帽子着用でないと滑走禁止です。自分の古い板を持って行
         って滑ったのですが、横滑りしてしまってエッジが効かず、角付けが出来ないためターンが思うように決ま
         らず結構難しいのでした。プラマット専用のスキー板があるようで、S氏は1本滑って諦め、レンタルし滑っ
         たところ自分の板とは嘘のようにコントロール出来るようでした。私も自分の板で重心をいい位置に乗せ
         ようと滑ったのですが、ずらして誤魔化しが出来ず、それゆえにこれで鍛えれば上達すると感じました。
         こんな真夏にスキーに来ている人たちですから「き」の字の集まりでしょう。SAJのデモも常駐しているよう
         でみなさん上手い人たちばかりでした。板のメンテの重要性と自分の癖がはっきり出るというサマーゲレ
         ンデでした。長野県内にもサマーゲレンデがあるといいなあ。
            2016.8.21


          会社の仲間と南八ヶ岳へ花を見に出掛けて来ました。この梅雨時の八ヶ岳には可憐な花が咲き、本州
         ではこの横岳と北アルプス白馬岳にしか見られないツクモグサ、ウルップソウを見ることができます。
         GPVの気象予報で雲の動きを見たところ、降水確率が10%であったため、雨に降られなければいいや
         と少々の期待をして行ったのですが、ずっと濃霧と強風で気温が低く手がかじかんでしまい、手袋が必要
         でした。周辺の景色は視界ゼロでしたが、可憐な花が見られ、同行のT氏も満足されたことと思います。
         目当てのツクモグサは既に咲き終ったようで、2箇所しか確認できませんでした。ウルップソウは今が見
         頃です。
          本格的な夏を前に行きたい山ばかりで、梅雨明けが待ち遠しいかぎりです。
   2016.6.26
         
                    硫黄岳山頂 6.26  9:10                  横岳山頂にて  11:58


          新緑が眩しい季節となり、我家の周りは田植えが終わった水田や、深みを増した果樹園と、どこを向
         いても緑が溢れております。日曜の朝はゆっくり寝ていたいと思っていたところ、カッコウの鳴声で起こ
         され、時計を見たらまだ4時半でした。起こしてくれたカッコウはまた違う場所に行って近所の住民に朝
         を知らせに飛び立ったのか、少し経つと声がしなくなりました。今年はまだホトトギスの鳴声を聞いてお
         りませんが、例年ホトトギスもやって来ます。改めていい環境の中で暮らしている事を感じさせてくれます。
          先週は一人で山に行ったので、今日はかみさんと木曽の薮原から入って野麦峠スキー場から白樺峠、
         乗鞍高原へと行って来ました。乗鞍高原のミズバショウは既に花は終わり、ミツガシワが見頃でした。
         途中の林道では猿軍団がニセアカシアの木の上で花を食べておりました。アカシア(正しくはハリエンジュ、
         ニセアカシア)の花は蜂蜜源となる花で香りもよく、猿の大好物のようです。
   2016.5.29
          
          乗鞍高原 ドジョウ池に咲くミツガシワ 2016.5.29         ニセアカシアの花を食べる猿 2013.6.1撮影


          蝉が鳴いたでスキーは終わり
         
今年は降雪量が少なかったためもうスキーは無理かと思いながらも、シーズン最後の締めくくりに出掛
         けて来ました。3月小遠見に誘ったF氏を誘ったところ行きたそうでしたが都合悪く、単独行となりました。
         白馬大雪渓ならまだまだ十分に雪は残っていますが、小石の落石があり板を痛めてしまうため、一昨年
         行った隣の長走沢にしました。写真のとおりまだ雪は十分に残っていますが、雪が現れるまでの道中が
         大変でした。ザックにスキー板とスキーブーツを板にセットし、ズックを履いて1時間半ほど歩きました。
         新緑の中を、ウグイスとカッコウのBGMを聞きながらの登行は疲れを忘れさせてくれます。
         下りは調子に乗って滑り過ぎて沢に雪が無く、堰堤を4つ巻いて下りて来ましたが、ザックの板が樹木に
         引っかかり散々でした。今年の山スキーはGW迄でしたね。まあ、トレーニングと思えば鍛えられました。

                                                       2016.5.22

        
            北アルプス杓子岳(白馬三山)長走沢                   長走沢上部 正面は杓子岳ジャンクションピーク
             その名のとおり、長~く滑り甲斐のある沢です。                       前を行く7人の登山者
        
         双子尾根の樺平 左から白馬鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)                  樺平から長走沢へドロップイン

         
            2014.5.11の残雪状況 バックは白馬鑓ヶ岳                      2014.5.11の長走沢
          


                    
                         ハシリドコロ(ナス科) 天龍村大河内にて2016.4.9撮影

          強い毒性を持つ春の植物です。地中から発芽する時の形がフキノトウトウに間違われたり、葉っぱ
         が瑞々しく如何にも食べられそうであるため、天婦羅にして食べて中毒を起こす例もあるようです。
         瞳孔が開き、気が狂ったように走り回る中毒症状からその名が付いたようです。北海道を除く日本全
         土に分布し、谷合いの日陰で湿った場所に自生しております。トリカブトに次ぐ毒性植物とまで言われ
         るそうですが、死亡事例はないようです。それどころか根茎から「ロートエキス」を抽出し、目薬、胃腸
         薬に使われております。ロート製薬の名の由来もここから来ているという俗説があるようですが、同社
         の井上豊太郎博士がドイツに留学中に、目薬の処方箋を伝授した恩師であるロートムンド博士の名称
         からとったのが本当のようです。あのパンシロンにもロートエキスが含まれているようです。
          芸能人やスポーツ選手が覚醒剤に手を染めるなら、ハシリドコロを少し食べて狂乱乱舞してみたら
         どうだろう?きっと楽しい世界を体験することでしょう。             2016.4.9
  
          趣味の毒草 登場しました。ご覧下ください。            


                    
                    土日早朝(6:30)オープンのとおみゲレンデ (白馬五竜スキー場)2016.3.26

          昨年すっかりはまってしまった五竜の早朝スキーですが、3月までと分かり今シーズンまだ行ってなか
         ったため、小遠見山への山スキーへも行こうと思い立ち、昨年からバックカントリースキーを始めたアウ
         トドア仲間のF氏を誘いました。快諾の返事とF氏が所有するリゾートマンションに泊まって滑ろうというこ
         とで、お言葉に甘えて金曜日の晩に出発。辰野SAでF氏と合流し白馬へと向かいました。

          早朝のゲレンデは気持よく、快適に飛ばせます。殆どの人が上級者でヘルメット着用です。自分も今回
         へル着用です。転倒すれば骨折か打撲は必至でしょうね。年を考えないといけませんね。

           野塾写真館に小遠見山を載せてありますのでご覧ください。             2016.3.27


           2月7日還暦を迎えました。
           本日満60歳の誕生日を迎えました。昔の60歳といえばかなりお年寄りに思えたのですが、平均
          寿命が80歳を超えた現在はまだまだ60歳は「洟(はな)垂れ小僧」かもしれません。ですが、体の
          衰えは近年特に進んでいて、自分はいつまでも若いと思っておりましたが、山に登って下山の時に
          膝に負担が掛かるようになり、回復に時間を要するようになってしまいました。 腹がだいぶ出てき
          て身長170cmにして体重が80kgに届きそうになったのが原因と思い、2ヶ月前からフィットネスク
          ラブに通いだし、肉体改造を始めました。仕事から帰って来て夕食後に高森町の施設に週3~4回
          通い、ストレッチ、筋力、有酸素運動を1時間程度行ない、300~400kcal消費し、さらにサウナで
          汗をかいて水風呂に浸かって、最後に湯舟で体を温めて帰って来ます。おかげで体重は2kg減り、
          血圧も下が高かったのが正常になりました。

           還暦を節目として、少しスマートになろうと頑張ってまいります。         2016.2.7


          正月休業に苦情 回答が話題
           数年前から大手スーパーや量販店が元旦から営業をするようになり、そのことに対して何も元旦
          から営業する必要などないじゃなかと私は過去にこのページで主張して来ました。警察、消防署、
          緊急病院、介護施設等人の安全を預かる職業をを除き、元旦くらい家族水入らずでゆっくり過ごせ
          ばいいじゃないかというのが私の考えです。
           ところがここ数年前から大型店の元旦営業に影響されてか、地元の小売店も元旦営業する店が
          増えております。元旦営業が当たり前になってしまったのか、遂に正月に営業しなかった大型店に
          対し顧客からクレームが出て、それに対しての大型店役員の回答が素晴らしく、話題になっており
          ますので紹介いたします。私の考えそのものです。              2016.1.10   22:08
          正月休業に苦情 回答が話題 


                 
                         やぶはら高原スキー場  正面奥は槍ヶ岳    2016.1.9 12:44
            
            
成人の日を含めて3連休の方も多いと思います。スキー場は稼ぎ時の筈ですが、今年は雪不足
           で連休初日でも写真のような状況です。朝から用事があったため近場のスキー場へと迷った挙句、
           権兵衛トンネル開通で近年人気の、木祖村のやぶはら高原スキー場に行って来ました。実に23年
           振りです。自宅から1時間20分で行け、全コース滑走可能になればまた行きたいスキー場です。
            天龍村では彼岸桜が開花したようで、南信濃和田の河津桜も幾つか咲いているらしく、例年より
           2ヶ月も狂っているようです。このまま雪が降らずに春になってしまうのか?と最近の時候の挨拶は
           そんな話題となっております。南アルプス連峰も雪が消えてきて岩肌が黒く出てきております。
                                                         2016.1.10           


            あけましておめでとうございます。今年の正月は好天に恵まれ、昨日今日当たりは3月の彼岸の
           頃のような陽気となりました。各地のスキー場では雪不足で、どのスキー場も一部可の処ばかりで
           雪乞いをしなければならない程深刻です。
            初日の出を見に行った陣馬形で偶然に以前の職場のお客様に遭遇し、焚き火にあたりコーヒー
           や鍋焼きうどんをいただき、スルメを炙りながら中年の野遊び談義に夢中になって、気付けば昼前
           でした。3日は阿南町のスキー仲間S氏と志賀高原へ。彼は地元仲間らと羊を飼い始め、近い将来
           地元産のラム、マトン肉を提供しブランド化を目指したいようでした。国内で販売されている羊肉の9
           割以上は輸入肉のようです。そんな話をしているうちに、普段から刺身、牛肉、ブリが食える時代に、
           お年取りに特別食べたい物ってないから、これからはその地に行かねば食えない物を提供すること
           がビジネスチャンスではないか?という結論に達しました。昔食べてその味も忘れてしまったドジョウ、
           ツボ(タニシ)、サワガニ等、養殖に成功すれば昼神温泉、飯田の名物となるがなあ… これが中年世
           代の新年のつぶやきです。現に佐世保市や島根県安来市ではドジョウの養殖が成功し、ドジョウ料
           理が町興しの起爆剤となっているところがあります。ツボも市場に出回っている食材ではないですか
           ら、食したことのある人は田舎の農家生まれの高齢者か、その子(現在60歳くらい)に限られると思
           います。インターネットで注文すれば日本国中のグルメが簡単に手に入るご時世ですが、あえてそれ
           を行なわずに直に現地に来てもらう、これこそが地域経済発展のキーワードとなると思います。
            余談ですが星の村で成功している阿智村ですが、今から6年程前に昼神温泉旅館の社長や、村議
           に阿智村の星空の素晴らしさを話し、宿泊客に星ガイドを行なったらと提案したことがあります。私の
           話がヒントになったのかどうかは定かではありませんが、都会の人が喜ぶアイデアならまだまだ浮かん
           できます。例えば都会の親子に焼き芋体験、夜の野生鹿ウォッチング等、野遊びの達人に聞けば幾つ
           かヒントは出てくるものです。  
                        2016.1.4


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